関西科大学附属病院 新薬開発科

Department of New Experimental Therapeutics
Early-Phase 1 Drug Development Service
Kansai Medical University Hospital

KRAS G12D変異陽性の局所進行性又は転移性固形がん患者を対象としたASP3082の第1相試験

NCT番号
NCT05382559
他の登録番号
jRCT2031220738
治験責任医師
清水俊雄
製薬企業(治験依頼者)
Astellas
参加条件
主な適格基準
1. Kirsten rat sarcoma viral oncogene homolog (KRAS) G12D変異陽性が確認された,局所進行性(切除不能)又は転移性固形がんを有する被験者で,標準治療歴があり,分子標的療法を継続してもそれ以上の臨床的ベネフィットは得られないと治験担当医師が判断した,既承認の標準治療に不適格である,又は既承認の標準治療を拒否した被験者(前治療のレジメン数は問わない)。ASP3082単剤療法の用量漸増コホートでは,固形がんを有する被験者を組み入れ可とする。ASP3082とNab-P+GEM(ナブパクリタキセル+ゲムシタビン)又はFOLFIRINOX(ロイコボリン[LV]/フルオロウラシル[5-FU]/イリノテカン/オキサリプラチン)の併用療法: 化学療法歴のない転移性PDACを有する被験者。術前または術後補助化学療法を受けている場合は,最後の術前または術後補助化学療法完了後少なくとも6か月以上後に腫瘍再発又は病勢進行が発現していること。
2. 最後の介入的治療から治験薬投与開始前までの間に採取された腫瘍検体を,組織ブロック又は未染色連続スライド若しくは腫瘍生検(コア針生検又は切除生検)のいずれかにより提供することに同意している被験者。加えて治験実施スケジュールに示す投与期間中の腫瘍生検の検体を提供することにも同意している被験者。治療実施医療機関は,新鮮腫瘍組織検体を提出できない場合は,治験依頼者/アステラス製薬のメディカルモニターに連絡すること。
3. 固形がんの治療効果判定基準(RECIST) v1.1に基づく測定可能病変を少なくとも1つ有する被験者。過去に放射線が照射された部分に存在する病変は,その病変で病勢進行が認められた場合は測定可能とみなす。
4. Eastern Cooperative Oncology Group (ECOG) performance statusが用量漸増パートの場合は0,1又は2,用量拡大パートの場合は0又は1の被験者。
5. 前治療の抗腫瘍療法(免疫療法を含む)の最終投与から治験薬の投与開始までに21日又は5半減期のいずれか短い方の期間が経過している被験者。
6. 放射線療法(定位放射線手術を含む)が完了してから治験薬の投与開始までに14日以上経過している被験者。放射線関連毒性が全て回復しており,コルチコステロイドを必要とせず(注:ヒドロコルチゾン又は同等品の生理的補充量[定義:ヒドロコルチゾン30 mg/日以下,デキサメタゾン2 mg/日又はプレドニゾン10 mg/日以下]は許容される),活動性放射線肺臓炎を発症していない被験者。非中枢神経系(CNS)病変に対する症状緩和のための放射線照射(2週間以下の放射線療法)は,1週間のウォッシュアウト期間を設ければ許容される。
7. 治験薬の投与開始前14日以内に前治療による有害事象(脱毛症を除く)がGrade 1又はベースラインまで回復している被験者。
8. 治験実施計画書に既定の臨床検査値により,十分な臓器機能を有することが示されている被験者(被験者が最近輸血を受けている場合,輸血後14日以上経過してから臨床検査を行わなければならない)。
9. 女性被験者の場合,妊娠していないことが妊娠検査及び問診による医学的評価で確認されており,以下の条件のうち少なくとも1つに該当する被験者。
a. 妊娠可能な女性(WOCBP)ではないこと
b. 同意取得時点から治験薬投与後,少なくとも6カ月間まで避妊ガイダンスに従うことに同意したWOCBP
10. 女性被験者の場合,スクリーニング期間,治験期間及び治験薬投与後6カ月間に授乳を行わないことに同意している被験者。
11. 女性被験者の場合,最初の治験薬投与開始時から治験期間全般及び治験薬投与後,6カ月間に卵子提供を行わないことに同意している被験者。
12. 妊娠の可能性がある女性パートナー(授乳期間中のパートナーを含む)のいる男性被験者は,治験期間全般及び治験薬投与後3カ月間にわたり避妊法を使用することに同意している被験者。
13. 男性被験者は,治験期間中並びに治験薬投与後3カ月間にわたり精子提供をしないことに同意している被験者。
14. 妊娠中のパートナーがいる男性被験者は,治験期間中及び治験薬投与後3カ月間内の妊娠期間中にわたり,性行為をしないかコンドームを使用することに同意している被験者。
15. 治験薬を投与している間,他の介入試験に参加しないことに同意している被験者(他の介入臨床試験の追跡調査期間中の被験者は許容される)。

主な除外基準
1. 治験薬投与開始前の21日又は5半減期のいずれか短い方の期間内に他の治験の治療を受けた被験者。
2. 症候性又は未治療のCNS転移を有する被験者。既治療の無症候性のCNS転移を有する被験者は適格とする。
3. 現在のがんの症状として軟膜病変を有する被験者。
4. 過去2年以内に活動性(治療又は介入を要する)のがんの既往を有する被験者。ただし,限局性の治癒可能ながんで明らかに治癒した場合(基底細胞皮膚がん又は扁平上皮細胞皮膚がん,表在性膀胱がん,子宮頸部及び乳房の上皮内がん等)を除く。
5. ASP3082又はASP3082に用いられている成分に対して過敏症を有することがわかっている又は疑われる被験者。
6. 活動性のB型肝炎(HBV)(急性HBV,慢性HBVを含む)又はC型肝炎(HCV)(定性検査でリボ核酸[RNA]が検出されている)を有する被験者。HCV抗体検査が陰性の被験者の場合はHCV RNA検査は不要である。
7. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の既往歴が判明している被験者。HIV検査は,各国規制当局により定められていない限り,実施する必要はない。
8. 治験薬投与開始前6カ月以内に心筋梗塞又は不安定狭心症を発症したか,マルチゲート収集(MUGA)スキャン又は 心エコー図(ECHO)で測定した左室駆出率(LVEF)が50%未満,あるいは直近でコントロール不良の疾患(症候性のうっ血性心不全,臨床的に重大な心疾患,不安定狭心症,不整脈,心臓ペースメーカーの使用必須,QT延長症候群を含むがこれらに限らない)を有する被験者。
9. スクリーニング時のFridericia法を用いて補正したQT間隔(QTcF)(心電図[ECG]の1回測定)が450 milliseconds(msec)超(男性)又は470 msec超(女性)の被験者。
10. KRAS G12D特異的な阻害薬/分解誘導剤又はKRAS G12Dを標的とするpan-RAS阻害薬/分解誘導剤による治療歴のある被験者。ASP3082併用療法コホートでは,KRAS G12D阻害薬/分解誘導剤による治療歴のある被験者も適格とする。
11. 治験薬投与開始前14日以内に抗生物質の静脈内投与を要する活動性感染が認められた被験者。
12. 試験治療中に新たな抗腫瘍療法が必要になると予想される被験者。
13. 治験参加に適さない状態(例えば精神疾患/治験の要件の遵守を制約するような社会的状況等)にあると判断された被験者。
14. 治験薬の初回投与前4週間以内に大手術を受けた被験者。
ASP3082 併用療法
1. セツキシマブの毒性又は不耐によりセツキシマブの投与を中止したことがある被験者。
2. ステロイドの全身治療を要する間質性肺疾患の既往歴がある被験者。なお,肺感染又は放射線肺臓炎が回復した被験者は適格とする。


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