診療科概要について

当科は、がん患者さんに様々な種類の抗がん剤の新規治療薬を提供するため、大学病院では国内初・国内唯一の「がん新薬第Ⅰ相治験」に専門的特化した国際性の高い高度専門性を有する診療科として設立されました。

現在、本邦では新しいがん治療薬の早期臨床試験
（FIH：First-in-Human Phase 1治験）が実施可能な医療機関・施設は、首都圏を中心としたごく一部のがん専門高度医療機関に限られています。

我々は、本邦のがん治療分野におけるドラッグ・ロスやドラッグ・ラグを解消し、特に西日本のがん患者さんに海外でしか開発されていない革新的ながん治療新薬をいち早く提供することで、治療選択の幅を広げることを目指しています。

また、関西医科大学病院新薬開発科は、複数の海外グローバル大手製薬企業から 各製薬企業のPhase 1治験「指定施設」(Preferred Phase 1 Site)に正式・公式に指定されており、多くの製薬企業から優先的に、様々な種類のがん新薬第Ⅰ相臨床治験を展開しています。

関西医科大学附属病院では、新薬開発科の治験専門外来とPhase 1治験専用の入院病棟・病床を完備しており、がん患者さんにいち早く新薬を届けるべく、患者さんが安心して治験に参加出来る体制を構築しています。